【新刊】土屋和子の超音波スケーリング

生活の医療社、書籍出版第三弾 2018年11月刊行

タイトル:
土屋和子の超音波スケーリング
土屋和子


ソフトカバー|A5判|オールカラー|64ページ
定価:2500円+税
shienshaアマゾン


患者さんと私・・・土屋和子さんに聞く
1.なぜ、SRPをするの?
2.健康な歯肉辺縁のかたち
3.パワースケーリングとハンドスケーリング
4.超音波スケーラーの選び方
5.除去効果はあげたい、歯面は傷付けたくない
6.効果的なインスツルメンテーションのための歯の解剖学
7.安全で効果的なチップの使い分け
8.五感で覚えるトレーニング

患者の痛みを感じられなければ、プロではない

私は患者さんに必ず超音波スケーラーの説明をするんです。仕組みを簡単に説明して、「これを使うと歯石が楽に速く取れます」と。そしてこういう嫌がる患者さんでなくても、必ず「今から何分間、この器械を使いますね」と断って使います。患者さんが、心積もりできますからね。
…こちらが痛みを感じることができなければプロじゃないですから、たとえお顔にタオルを掛けていたとしても、からだのどこかに緊張が走ったり、ビクッとするような動きがあったら、痛いんだなってわかりますね。もちろん、痛いですかという言葉は、かえって暗示になりますから絶対に使いません。痛いんだなと思ったら、まったく別の場所に移ります。たとえば下顎前歯部を処置していて、ビクッとしたら、上顎の臼歯部に行くとかですね。そうやってランダムにやっていくとやがて終わるんです。
「患者さんと私・・・土屋和子さんに聞く」より抜粋